わたくしめ、名古屋のシネマスコーレで、鶴彬の生涯という映画を
見に行きました。

鶴 彬は、反戦、そして、工場労働者として働くことにより、
工場主の横暴を激しく暴き、階級闘争を感覚鋭く、川柳にして記した。

彼自身自筆の手紙を
あまり、残していないため、なかなか検証が大変な作家だと思う。

しかし、わたしがいままで知らなかったことを確認させてくれた
いい映画だったと思います。

鶴 彬のペンネームのいわれや、井上剣花坊との出会い、そして井上 信子夫人の
献身的な援助、軍鶏を育てて生計を立て、川柳にする才能。
鶴 彬の出自、3度の軍への応召と反抗と除隊、友達との交流で
友人の「かつじいるだけで、俺の活力」といわれるぐらい優しくて
けれど度胸のある彼を詳しく知った。
しかし、特高警察の拷問で体力を低下。獄死する。

今の時代にこれだけの作家はいない。

それに、支えようという献身的な人が何人いるだろうか?


私の心は立ち止まってしまった。






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