文豪の探偵小説

2006年12月12日 読書
ISBN:4087460991 文庫 山前 譲 集英社 ¥600

読みました。
映画も赤目四十八滝の上映会の時に
一緒に見たのですが、
非常に原作に忠実で良かったです。

泉鏡花の探偵小説はやはり泉鏡花らしく
耽美主義だった。
そして、不倫は女性がすると死刑もあった時代
しかも伯爵夫人だと、スキャンダル扱いに
される時代だった。

伯爵夫人は自分の愛する若き外科医に
すべてをゆだねたのだと思う。
それをあれだけの芸術作品に仕上げたところに
泉鏡花に良さがある。

今は、芸能人でなくても不倫をし
離婚も珍しいことではなかった。

恋愛の自由を享受するのならば、
覚悟がいるのはいつの時代でも
同じだと。

それと、探偵はどこじゃ?

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