DVD 昭和33年。東京の下町の自動車修理工場に、集団就職で青森からひとりの少女が就職してきた。六子は大きな会社を期待していたが、小さな工場でガッカリ。それに怒った社長の則文だが、やがて六子は則文の妻トモエや息子の一平らと仲良くなり、一家になじんでいく。一方、売れない作家の茶川は、飲み屋のおかみのヒロミから、親に捨てられた…

映画を見て参りました。
六さんが六子に、六さんの出身地が九州から
青森に変更されているものの、ほぼ、
雰囲気は、原作そっくりです。

茶川は芥川賞候補にもなったことのある
東大出身の作家だったが、
今は、全然売れず、少年雑誌に連載し
これまたはやらない雑貨屋を経営している。
そこに、親に捨てられ、クリスマスに
サンタクローズの贈り物をもらったことのない
少年にクリスマスプレゼントをあげることを
1杯飲み屋の美人でミステリヤスなヒロミと
計画を立てる。
そこで、少年にモンブランの万年筆をあげ、
少年は、小説を書く励みとなる。

この映画は、確かに、生活は苦しく
ものは乏しく、大変な日々であるが、
夢も希望もあり、人を大切にする本当に
住みやすい、昭和30年代の生活を
描いている。

今の時代は、拝金至上主義がまかり通っていて
非常に物はあふれかえっているのに
心は満たされないし、閉塞感を感じてしまうのは
なぜだろうか。

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