ISBN:4072292869 単行本 三浦 綾子 主婦の友社 2000/10 ¥1,890
「原罪」という重たいテーマを扱っていて
本当に苦しい小説でした。
実は言うと、三浦綾子記念館に一昨日行きまして
見本林の近くに辻口病院があり、
陽子ちゃんが自殺を図る美瑛川も見ました。
この雰囲気のなかで、心の氷点が沸点に達することも
あるのだと思いました。
この話は、辻口病院の若く美しい夫人が、
夫の部下の眼科医と密会していた時に
娘ルリ子が殺されてしまう。
このことを知った夫は怒り、復讐のため
殺人者の娘を引き取って妻夏枝に育てさせる。
精神的に参った夏枝は陽子をいじめてしまう。
陽子は自分の生育歴を知り、美瑛川に入水自殺を図る。
人間って、そこまで人を許すことが出来ないのでしょうか。
悲しみを背負ってよくここまで陽子ちゃんは
生きることが出来た。
しかし、人を怒り憎むことよりも
大変なのは、人を許し愛することの方が
難しいし、修行がいることではないかと
思います。
「原罪」という重たいテーマを扱っていて
本当に苦しい小説でした。
実は言うと、三浦綾子記念館に一昨日行きまして
見本林の近くに辻口病院があり、
陽子ちゃんが自殺を図る美瑛川も見ました。
この雰囲気のなかで、心の氷点が沸点に達することも
あるのだと思いました。
この話は、辻口病院の若く美しい夫人が、
夫の部下の眼科医と密会していた時に
娘ルリ子が殺されてしまう。
このことを知った夫は怒り、復讐のため
殺人者の娘を引き取って妻夏枝に育てさせる。
精神的に参った夏枝は陽子をいじめてしまう。
陽子は自分の生育歴を知り、美瑛川に入水自殺を図る。
人間って、そこまで人を許すことが出来ないのでしょうか。
悲しみを背負ってよくここまで陽子ちゃんは
生きることが出来た。
しかし、人を怒り憎むことよりも
大変なのは、人を許し愛することの方が
難しいし、修行がいることではないかと
思います。
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