奪われし未来

2004年5月10日 読書
ISBN:4881355139 単行本 長尾 力 翔泳社 1997/10 ¥1,890 環境ホルモンの存在を世に知らしめたベストセラーの増補改訂版である。日本での初版刊行は1997年9月だが、その影響はあまりにも大きく、環境ホルモンをめぐる状況は一変してしまった。それをフォローするために、原著者による「『奪われし未来』以後の世界」「未来を奪われないために」「おわりに」の3章と、環境ホルモン学会副会長の井口氏の言葉がある。

「沈黙の春」の後を受けて、自然保護問題に警鐘を鳴らした
書物である。

ダイオキシン、環境ホルモン、という言葉が先走り、
雌雄問題にも及んだ。

昨今は、高性度産業廃棄物の問題、生命倫理の問題(クローン胚は生命の始まりか。)、等問題は科学的一般人でいることは
大変なことであり、社会通念上の一般人には、とうていついていけないぐらい、科学の進歩が進んだ。

日本は、縄文時代以来、廃棄物は自然に戻り循環していた。

それが、高性度放射線廃棄物は自然に還元されるということが
できなくなっている。

科学は不可逆である。
発展の都度討論する暇も無いぐらいに。

科学の問題を素人にわかりやすく、かつ、誤解を与えないように
するにはどうすればいいのだろう。

非常に悩むのである。

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