ISBN:4334972519 単行本(ソフトカバー) 盛田 倫子 光文社 2000/02 ¥1,260

とうとう、大洋ホエールズネタを提供することになりました。
横浜ベイスターズ当時の彼は、平松さんとシュートが
かみそりなら、盛田さんのシュートは、鉈のようなシュートだと
思います。

片平コーチが、彼の球を受けていて怖かったそうです。
(ぶつけるという意味ではなく。)

盛田、佐々木の両ストッパーとして、今までの伸び悩みが
嘘のように、頭角を示していく。

それと同時に、豊かな才能に耽溺していくようになる。

それは、酒と女と慢心である。

彼の母親の家系に白血病になりやすい遺伝子が
見つかったそうである。
そして、その証拠に、幼い弟が白血病で死に、2人の姉の内
ひとりが脳腫瘍になったことからも、立証されている。

彼は、野球選手という孤独で過酷な世界を、病気にかかるという恐怖の中生きてきて、逃げ場を求めていたと思う。
なんだかんだ行っても、浮気しながらも、姉さんで知的な
倫子夫人に頭が上がらないのである。

横浜ベイスターズでストッパーとして、才能を開花させた
盛田投手は、チーム事情により、先発に起用され、
開幕投手を2度務める。

ところが、96年死球問題も影響したのか、
近鉄にトレードされる。
その後、手足のふるえから、横浜共済南病院を受診し
悪性腫瘍であることが分かる。

その後の彼のリハビリ姿は見るに耐えないぐらい
苦しい過酷なものであった。
頭に異物を入れているので、顔が腫れてしまっている。

けれども、私は横浜時代の彼も、近鉄時代の彼も
変わらず好きである。

しかし、夫には(以下略)。

今は、解説者としてご活躍されており、
あの、ヤンキー的口調は少し残っている。

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